2020年9月23日付の日経産業新聞一面で、当社が開発したサーフェスコントロールシステム・MISTECTが紹介されました。

「グレープフルーツ 種の成分で除菌」と題した記事です。MISTECTはGrapefruit Seed Extract(グレープフルーツ種子抽出物)の水溶液を超微粒子にして空間放出し、室内の露出表面に定着させる表面除菌システムです。

築地本願寺が採用してくださったことが記事になっています。同寺へのサービス提供は、セイノーメンテック株式会社が行っています。

MISTECTの特徴

MISTECTシステムは、1)無人にした部屋でマシンを稼働させるのみで、作業(労力)が不要、2)GSEは揮発しにくいため、効果が持続、3)ヒトとモノに安心・安全、という特徴をもつ除菌システムです。ウイルスを含むエアロゾルを床などで待ち受けて、その活動を抑制します。

新型コロナウイルスの感染者が出すエアロゾルは、その大半が下に、すなわち床に落ちています。とくにSARS-CoV-2ウイルスは、宿主を離れても感染力を長く保つこと、床のウイルスは人間の活動ですぐに舞い上がることから、床に落ちたウイルスの活動を抑制することが、クラスター発生の抑止につながると考えて開発したものです。災害時の避難場所となる体育館の床などの処理にも向いています。

なお、記事中では当社が噴霧器を開発した、とありますが、これは厳密には誤りで、当社は水溶液を超微粒子にして放出する既存の噴霧器を「MISTECTマイクロスプレッダ」として採用し、添加物を一切使わないGSEと組み合わせて、「MISTECTシステムとそのサービスを開発した」という経緯です。また、GSEは食品添加物としてさまざまな食品に用いられていることは事実ですが、MISTECTウォーターとして採用したGSEは、食品添加物の認可を受けたものではありません。

カビにも大きな効果

カビにも大きな効果があり、強いカビ臭が漂う部屋も、MISTECT処理後の数時間で、すっかりカビ臭が消えます。これはすなわち、MISTECTマイクロスプレッダを使ったサーフェスコントロールが、部屋のすみずみまで行き渡っていることの証左でもあります。

詳しくは「MISTECTウェブページ」をご覧ください。